こんにちは、かっしーです。
さて、今回の記事では「大手企業勤務は下らないのか?!」というテーマで記事を書いてみました。
今回の記事は、
- 大企業で働いているが、つまらない、、
- 新卒で就活中だが、大手に行くと成長できるのか?
- 大企業で働くことが下らないという論調は多いが、実際どうなん?
という問題意識を持った方には最適です。

もくじ
結論:大手企業は下らないのか?
さて、僕は先日下のツイートをしました。
大手で働くことが下らない的な論調はネットではかなりありますが、ぶっちゃけ本人次第かなと僕は思っています。配属ガチャで変な上司のいる部署や、つまらない仕事しかない部署に行くとまあドンマイですが、成長できる上司・仕事が待っている部署も必ずあるはずで、そういうところに行けたらチャンス。
— かっしー@転職マスター (@FIRE81056719) July 13, 2021
配属ガチャによってはどうしようもない部署に行ってしまうこともあるかもしれません。
が、ちゃんと活躍・成長できる部署もあり、そういうところに行けたらラッキーですし成長のチャンスです。
大手の仕事の面でのつまらなさ
まずは、大手企業の仕事の面でのつまらなさを考えてみたいと思います。
大手の仕事のつまらなさはネットでもよく指摘されていることではありますが、
- 仕事が細分化され過ぎている
- 上が詰まっている
- 頭の硬い上司が多い
になります。1つずつ深掘りしていきます。
仕事が細分化され過ぎている
大手の仕事はかなり細分化されています。
そもそもの事業規模が大きいので、事業を回していくとなると必然的に部署や仕事が多くなってしまいます。
大量の人を集めて、仕事を細かく区切って回していかないとうまく回りません。
ベンチャーみたいに1つの事業を3人から5人で回すみたいなスタイルは絶対にとれないです。
大手は仕事を細分化するあまり、明らかに不要な部署を作ったり、なかなか大きな変革を起こせないという問題を抱えていたりします。

上が詰まっている
大手企業は、上が詰まっています。
多くの日本の大手企業は年齢とともに等級・役職が上がっていくうえに、よほどのことがない限り降格になることはまずありません。
これがどんな事態を生んでいるかというと、高年齢の役職についた人間が社内にたくさん溜まっており、若くて優秀でやる気のある人間が全く出世できないという事態を生んでいます。
また、基本的に人のことを大切にするのが日本の大手企業の文化になりますので、仕事ができなくても降格になってしまうことはまずありません。

頭の硬い上司が多い
大手企業の上司には頭の硬い、柔軟性に欠ける人がたくさんいました。
大手企業の仕事はややこしいフローに従い続けないといけないです。
例えば、「システムのある画面で〇〇の操作をして、エクセルをDLして、そのエクセルを今度はデータ加工して別のファイルに貼り付けて、、、、」といったように、「アホか!」と言いたくなるような作業ばかりしています。
大手の年配の人たちは若い時からずっとこんなことをし続けているので、完全に頭が凝り固まっており、柔軟な業務改善の発想ができなくなっている人が多いです。
残念なことに、改善してミスるのが怖くて、既存のやり方のみにしか従えないマニュアル人間もたくさんいたりします。

大手のプライベート面でのくだらなさ
さて、ここまで大手企業で働くことの仕事の面での下らなさを書いてきましたが、次はプライベート面での下らなさについて考えてみたいと思います。
プライベート面での下らなさについてはそんなにないのですが、
- 休日に拘束されることがある、、
- 会社の製品を買わされることがある、、
が大きいかなと思っています。もちろんすべての大手企業が上のようとは限らないです。
休日に拘束されることがある
見出しの通り。
大手で働いていると、たまに休日拘束があったりします。
僕が過去に働いていた大手企業では、
- 毎月スポーツ大会
- 年1回の運動会とその練習で拘束
- 定期的に休出
- 会社の業務改善発表会を聴くためにナゾに休出
- 会社が持っているスポーツチームの試合を見る
などの休日の拘束がありました。
毎月スポーツ大会がありせっかくの休日が拘束されてしまうのが理解できませんし、運動会が毎年あってその練習で時間を奪われます。
また、人によっては休日出勤があったりしますし、会社が持っているスポーツチームの観戦でさらに休日が奪われてしまうことも、、

会社の製品を買わされることも、、
会社の製品を買わないといけない場面があったりします、、
「え、嘘でしょ」と思った人いるかと思いますが、これはマジです。
例えば、会社のBtoC製品を無理やり買わされることが僕は普通にありましたし、会社が持っているスポーツチームの試合の観戦チケットを無理に買わされたこともありました。
普通の神経をしている人なら、「買わなきゃオッケーじゃね?」って感じられたと思います。その通りです。
が、もしもみんなが買っているタイミングで買わなかったら白い目で見られますし、部長などのかなりランクの上の役職者に目をつけられます。
出世をしたいと考えている人は、全員いやでも無理矢理楽しそうに装って会社製品を買ってましたねww

大手企業に向く人
さて、では大手企業に向く人の特徴について考えてみたいと思います。
大手企業に向く人の特徴は、
- 問題意識の低い人
- 規模の大きい事業に関わりたい人
- グローバルに活躍したい人
- どれだけつまらない仕事も素直にできる人
ですね。これも1つずつ深掘りです。
問題意識の低い人
問題意識の低い人は大手企業で働くのにかなり向いています。
どんな非合理を前にしても、全く面倒臭いと感じずに素直に仕事を進めることができる方は恐らく大手企業で適応して長く働くことができると思います。
また、大手企業の人事の採用担当も、素直で問題意識の低い脳天気な人材が欲しいと思っている可能性が高いです。
最近は若い人で辞める人が多い中、長く働いてくれる人が欲しいと思っているはずなので素直そうな人で学歴も高かったりすると大手から絶対に内定取れますよ。
規模の大きい事業に関わりたい人
規模の大きい事業に関わることが仕事のやりがいにつながると考える人は、大手企業に働かないと仕事でやりがいを感じることができないですよね。
小さい会社で規模の大きいビジネスをしているところなんてないので、企業規模と仕事のやりがいが比例している人は大手企業へ行きましょう!
グローバルに活躍したい人
グローバルに活躍をしたいと考えている人も、大手企業へ行った方がいいです。
大手企業のほとんどは海外に事業を展開しており、日本の本社の社員が出向しています。日本から出向した社員は、そこでマネジメントの仕事をしています。
しかし、ベンチャー企業のような小さい会社は事業を海外に展開していたりしないので、海外でグローバルに働くことができません。小さい会社でも海外に事業を展開しているところももちろんありますが、大手よりは圧倒的に少ないはずです。
グローバルに経験を積みたい人は絶対に大手です。
どれだけつまらない仕事も素直にできる人
大手企業は問題のところでも書きましたが、細分化されたつまらない仕事がたくさんあります。
そういう仕事は、僕も経験がありますが、マジでつまらないです。若手の最初のうちはこんなことをいつまでやるんだという危機感を感じることもあるでしょう。
例えば、「各部署から監査書類をひたすら集める」とかですね。このような仕事は考えるだけでもマジでつまらないですし、つまらなかった。
もしも、このような仕事も素直にちゃんとできるなら大手企業に行っても特に問題はないです。つまらない仕事はちゃんとしていると、上司に好かれます。
大手企業に向かない人
では次は、大手企業に向かない人の特徴について考えてみたいと思います。
大手企業に向かない人は、
- 合理性を重視する人
- なるべく速く出世したい
- 協調性がない
- 型にハマった仕事が嫌い
- 成果主義が好きな人
ですね。このポイントについても1つずつ深掘りをしていきます。
合理性を重視する人
合理性を重視する人は、大手企業に向かないです。向かないというか、行かない方がいいです。
大手企業の仕事・慣習は無駄が多くかなり非合理的ですので、もしもあなたが合理的な人ならうんざりすること間違いないです。
そして、もしその非合理的な仕組みを変えようとすると、変化をしたくない残念な人たちに足を引っ張られてしまいます。
合理的な人は大手企業に行ってもすぐに辞めてしまう可能性が高いので、入社の前はよくよく考えるようにしましょう。
なるべく速く出世したい
速く出世したい人は大手企業で働くのに向いていないです。
大手企業で出世するには、かなり時間がかかりまして大体30代の後半で係長・リーダークラスになることができて、課長とかになると40代の後半になります。
能力が高くて運がいいと、もっと速く出世することは可能ですが、事例としては少ないです。
ベンチャー企業で働いている人がこのことを知ると、「え?!遅くね!!」ってなると思います。

協調性がない
協調性がない人は大手企業勤務に向きません。
大手企業の仕事は多くの部署を巻き込んで進めていく必要があるのですが、協調性が低くて周囲の協力を得るのが下手くそな人は仕事が進まなくなる可能性がかなり高いです。
協調性が低くて周りの人とうまくチームプレーをしていくのが苦手な人は、個人プレー主体の仕事・会社を探した方がいいと思います。

型にハマった仕事が嫌い
型にハマった仕事が嫌いで、仕事の中で自分の色を発揮したいと考えている人は大企業で働くのは辞めておいた方がいいです。
大企業の仕事は基本的にかなりマニュアル化されており、そのマニュアル通りに進めることが求められます。そして、既存のやり方から脱線した方法で仕事を進めようとすると、ものすごく嫌がられます。
大手企業では、独創的な改善をすることよりも、何よりもミスらないことばかりを考えて仕事を進めるので必然的にこうなってしまいます。

成果主義が好きな人
成果主義が好きな人は大手企業には向きません。
大手企業の評価は基本的に年功序列であり、年齢で給料や役職が上がっていきます。
いくら若い人が優秀な成果を出しても、全く何も評価されません。給料が上がったり、等級が上がったりすることもまずないです。
むしろ、若い人が成果を出したら嫉妬深いオッサンとかにやたらと嫌がらせを受けてしまうことも考えられます。
大手で長く勤めていると成長できるか?
では、大手企業で長く働くと成長できるのかを考えてみたいと思います。
結論から言うと、成長できるのはできるのですが条件があります。また、成長できずに人生が終わってしまうことも全然あり得ます。
大手で成長できる人
大手企業で成長できる人は、
- 配属ガチャを制する
- 仕事をキッチリする
- 主体性がある
ですね。
まずは、配属ガチャを制して優秀な上司がいて、スキルアップにつながる仕事を経験できる部署に行く必要があります。コレはマジで運ゲーww
そして、そこで自分にとって面白い仕事も面白くない仕事もキッチリとやり、上司からの信頼を獲得する必要があります。
上司からの信頼を獲得したら、自分の成長にダイレクトにつながる仕事をたくさんもらいましょう。そしたら、間違いなく大手勤務でも成長が可能です。

大手で成長できない人
大手企業で成長できない人は逆にどんな人かというと、主体性が全くなく、言われたことしかやらない人です。こういう人はどこ行っても成長できないでしょうが。
主体性がなく自分から発信のしない人は、上司が面倒くさい仕事ばかり振るようになり、しまいには雑務ばかりしているなんてことも考えられます。
こうなってしまうと成長できないのは明白ですよね。
大手はオワコンなのか?
「大手企業はオワコン」というのは最近、ネットでよく見かける言説です。
が、実際のところはどうなのでしょうか?
この辺も深掘りしていきたいと思います。
会社による
大手企業がオワコンかどうかは、会社によるところが大きいと思っています。
例えば、○ャ○ンディ○プレイや○○○ニックは新聞を読んでいる限りは、国際的な競争力を失っており、今後は衰退するシナリオしか描けませんよね。
一方、ソフトバンクやファーストリテイリングは超大手企業ですが業績はかなりいい感じに伸びています。
日本電産はM&Aしまくって、業績を物凄い勢いで伸ばしていってますよね。
このように、大手がオワコンかどうかは業績的な面では、会社によるとしか言いようがないです。
重要なのは自主性
個人の成長の面で大手がオワコンかどうかというと、一概には言えません。
よほど上司がひどい人でない限り、自分が自主性を発揮して仕事をとっていけば、成長はできます。
実際、数は少ないですが、大手企業で新卒でずっと働いている人の中には、物凄い専門性が高くて実務もめっちゃできる方がいます。
そういう上司の下で主体性を発揮しながら仕事をすれば、必ず社会人として成長できるはず。
一貫性のない人事異動には要注意
大手企業の社員のキャリア育成において注意しないといけないのは、「一貫性のない人事異動」ですね。
僕が新卒で働いていた会社にいたのですが、資材や品質管理、経理の部門を転々とさせられている社員の方がいました。
いろんな部署を経験していると「経験が豊富」なのは間違いないですが、専門性のない何ができるのか分からない人間でしかないです。こういう人は転職市場では、専門性がない人に見られてしまいます、、
大手企業のいいところ
さて、ここまでちょっと大手企業を否定的に見てきたわけですが、ここでは大手企業のいいところを考えてみたいと思います。
大手企業にはいいところがもちろんありまして、
- 給料・福利厚生
- 安定している
- 教育・研修制度が充実
になります。1つずつ考えていきたいと思います。
給料・福利厚生
給料と福利厚生はマジで大手企業は最高です。
大手で働いていると早いところでは30代で、遅いところでは40代で年収が1,000万円を突破します。
また、福利厚生もかなり充実しており、退職金やぶ厚い住宅補助、多額のボーナス、怪我や病気で働けなくなっても給料が支払われるなどの恩恵にあずかれます。
このような好待遇は、ベンチャー企業や中小企業ではまずあり得ません。

安定している
大手企業は業績が安定しています。
大手は中小企業と異なって、資産をたくさん持っていたり、お金をダブダブ持っていたりで、不景気がきてもなんとか耐えることが可能です。
要は、会社にかなり体力があり、なかなか潰れないということです。
教育・研修制度が充実
大手企業は研修・教育制度がかなり充実していて、定期的に研修の案内がきます。
ですので、意欲的に学習に取り組める人にとっては、スキルアップの機会がたくさんありいい環境です。
また、研修・教育制度が豊富というのは会社が社員の育成に積極的にお金と時間を使用してくれるということでもあります。
中小企業は研修・教育制度などを用意してくれるところはまずありません。
大手にいるのが息苦しいなら転職を考えてもいい
もし今大手企業で働いていて、「息苦してく耐えられません、、」という人がいれば転職をしても問題ないです。
仕事・職場が辛くてメンタルを病みそうなら、逃げた方がいいです。メンタルを一度病んでしまうとなかなか回復できないです。
また、後述しますが大手を辞めて転職をしても人生は詰みません。深掘りしていきます。
2年間は在籍してから転職
大手企業から転職を考えているなら、一般的には2年間は在籍してから転職をするべきと考えます。
どういう理由で2年はいるべきなのかと言うと、「何かが身について他の職場でも無理なく仕事ができるようになる」のに必要な年数だからです。
たまに新卒で入ってから半年以上ずっと研修をしている会社もありますが、そういうところでは3年間は在籍するべきです。

1年未満での転職は危険!
大手企業で働いている人の中には、1年未満だけど辞めたい人が中にはいるのではないかと思いいます。
結論から言うと、1年未満での転職はマジで辞めておいた方がいいです。
1年未満転職は、「社会・組織に適応することができないヤバい人間」に見られてしまいます。次にまともな会社に転職できなくなると考えた方がいいです。

大手を辞めると人生は詰むか?
大手を辞めると人生が詰むかどうかというと、そんなことは全くありません。
僕のケースを簡単に紹介すると、新卒で大手で働いていたものの1年半くらいで辞めてベンチャー企業に行きました。しかし、ベンチャー企業がすぐに嫌になり、また大手企業で働いています。
ですから、大手企業を辞めることについては物凄い抱え込むほどのことではないです。日本は人手不足ですし、転職する人間も多いので大手への復活のハードルは下がっていると思います。

結論
今回は「大手企業はオワコンなのか」というテーマで、大手企業のいいところ・ダメなところを考えてみました。
大手企業はオワコンという人は多いものの、業績が伸び続けている優良な大手企業はちゃんと存在していますし、仕事で成長することのできるところもしっかりと存在しています。
ダメな大手企業もありますが、本人次第で成長可能というのが僕の考えです。
また、大手企業を一度辞めてしまうと人生がオワコンと考えている人が多いですが、思考が昭和的すぎです。僕とかは1度大手を辞めてますが、また大手で働いています。
ということで今回はここまでにしておきます。バイバイ!!