みなさん、こんにちは。
かっしーです。
先日僕は下記のツイートをしました。
今中野信子さんの『世界で通用する人がいつもやっていること』という本を読んでいるのですが、マジで有益です。圧倒的な結果を出す人っていうのは、「やらないこと」を明確にして自分がやるべきことのみにフルコミットしてるみたいです。僕も無意味なことはしないように注意します。#今日の積み上げ
— かっしー@転職マスター (@FIRE81056719) June 14, 2021
今回は東大卒の中野信子さんが書いた『世界で通用する人がいつもやっていること』という本を読んだので、その中でかなり感激したパートを紹介していきます。
さっそくいきましょう。
もくじ
筆者はどんな人?この本はどんな本?
筆者の中野信子さんといえば、冒頭でもちょろっと書きましたが、東大卒の脳科学者ですよね。最近はけっこうメディアに出ていますし、本もたくさん出版されている方です。
そして今回は紹介するこの本では、中野信子さんコレまでに出会ってきた中で、研究やビジネスの分野で目立った成果を残している人の特徴や習慣が紹介されています。
たくさんの人物・事例が紹介されていて情報の網羅性が高い上に、文章はそれほど難しくないのでけっこう読みやすいです。半日あれば読めます。
集中力がトップレベルの人は環境を整える
集中力がトップレベルに高い人というのは、中野さんによれば集中力が高いのではなく、集中できる環境づくりがうまい人だそうです。
では、その集中力が高い人というのはどのようにして、高い集中力を維持できる環境を整えているのでしょうか。
目と耳の刺激になるものを排除する
まず、集中力の高い人がやっている環境づくりの1つは、刺激を作業環境から完全に排除するというものです。
具体的には、テレビやスマホのようなものは作業部屋には置かず、別の場所に置いておきます。
こうすることで、刺激を作業する場所から完全に隔離する事ができるので、自分がやるべき作業にフルコミットすることができます。
もし刺激となるものが作業部屋にあると、、
もし刺激となるものが作業部屋にあると、どんな状態になると思いますか。コレは受験勉強とかをした事がある人なら経験があると思います。
ついつい受験勉強中とかにスマホとかに手が伸びてしまいますよね。そして、人によってはダラダラスマホゲームしてしまう人もいると思います。
こういう状況は作業に集中したい人にとっては、あまり理想的な状態ではないと思いますので、作業の邪魔のなるものは自分の近くから撤去してしまいましょう。
テレワークに適した作業環境づくり
コレはテレワークでけっこう使える環境作りなのですが、スマホはやっぱり別の部屋とか、視界に入るところに置かない方がいいです。
僕はスマホの場所を自分の部屋ではない別の場所に仕事中は置くようにしてから仕事にめっちゃ集中できるようになりました。
この工夫をする前は、ついついテレワーク中にツイッターとか触って仕事に集中できなくなっていたのですよね。
メールチェックは時間を決める
中野さんによれば、メールなどのメッセージのチェックは1日にやる時間を決めてそれ以外の時間はしないと集中力が上がるとのことでした。
確かにこうすると、日々の作業中にメールやメッセージなどの着信に作業が邪魔されるということがなさそうです。
朝と夕方にメールの確認・返信は行い、それ以外の時は通知をオフにするというルールを決めておくと日中の重要なタスクに集中できそうです。
見た目を磨く
中野さんの本に書いてあり、ビックリだったことがあります。それは学問の世界の勝ち負けには意外と見た目が関係していたということです。
中野さんが大学院の試験を受ける際に、ある大学の准教授の方からきいたハナシによると、院試の面接では高齢の教授は研究の内容よりも見た目はいいかどうかを見ているらしいのです。
人は印象で決まると言いますが、コレは就活の面接だけではなく、学問の世界でも同じことが言えるみたいですね。
そんなの不公平じゃんというツッコミが飛んできそうですが、人間社会とはぶっちゃけそんな感じで不公平にデザインされています。
ハロー効果
この見た目が就職の面接や大学院の試験に影響を与えるというのは、心理学の世界では「ハロー効果」という名前で理論として存在しているみたいです。
コレは、外見や経歴というものはそもそもその人の性格とか内面の特性とは関係がないはずなのに、その人の評価にインパクトを与えてしまうというものです。
一般的に高学歴の人を見たときに、「この人はめっちゃ頭がいいんだろうな」と感じてしまうのは、コレが理由だと考えられます。
転職を成功させたいならビジュアル磨きを!
キャリア系の記事をけっこう書いているので、ここでも少し言及しますが、転職を成功させたいならビジュアルを磨く必要があります。
筋トレで体を大きくして頼もしく見せたり、多少高価なスーツを着てスーツ映えを狙うと転職で合格する確率が高くなります。
見た目の良さが大きく人生を左右するのは、もはや心理学や脳科学でも明らかになっている事象ですね。みなさん意識しましょう!
世界で通用する人は本を読んでいる
これまで中野さんが出会ってきたスゴい人たちは本を読んでいるみたいです。
コレは僕も激しく同意します。僕自身今までスゴいなと感じさせた方々はみんな本をたくさん読んでいる人でしたね。
本の何がスゴいのかというと、人生における重要な問題の答えが本の中に書いてあることが多いです。
僕の経験からすると例えば、
ですね。
だいたいの人生の問題は本からの知識吸収でなんとかなります。逆に読書をしていないと、困ったときに解決策が浮かばずにキツくなると思います。
グチや悪口を言わない
このポイントはマジでスゴいなと思うのですが、中野さんがコレまでに出会ってきた世界で通用している人々というのは、悪口とかを一切言わないらしいです。
コレはマナブさんも自身のブログやツイッターでたまに発信されていますが、マナブさんが出会うスゴい経営者というのはみな腰が低くて、悪口とかを一切言わないらしいです。
グチを言わないということは、、
グチを言わないというのは、どういうことだと思いますか。この姿勢は人生で結果を出す人には共通の考え方が表れていると僕は思います。
それは、「他責にしない」ということですよね。
他責にしない思考が完全に自分に備わっている人というのは、何か問題が起きたらまず自分に改善の余地がないかを考えるので、必然的に改善が上手くなる。
やらないことを明確にする
世界で通用する成果を残している人は、やらないことを明確にしています。
やらないことを明確にするのはどうしてかというと、「やるべきことに集中して、結果を出すための最短経路を用意する」からです。
先ほど、集中するためには環境整理が大切と述べましたが、コレと似たような論理だと思ってもらえればいいです。
集中するための環境の整理をタスクベースで行うというのが、「やらないことを決める」ですね。
有名人もコレはやってる
みんなが知っている有名人もコレやってますよね。
例えば、ホリエモンさんです。ホリエモンさんは本をけっこう出版していますし、人気の書籍も多いです。
では、ホリエモンさんがそれを書いていると、そうではなくてホリエモンさんは本で伝えたいことを文章をライターさんに伝え、文章自体はライターさんに書いてもらっています。
つまり、分業!
コレはつまり分業なんですよね。自分が不得意だったり、専門ではないことは全て自分よりもデキる人に発注してやってもらうという考え方です。
こうすることで、ホリエモンさんはライターさんの専門性を借りて、自分が伝えたいことを世間に本というカタチで発信することが可能です。
他にもあげるとすれば、「2ちゃんねる」を開設したひろゆきさんも本をたくさん出していますが、あの方も本自体は書いてないと思います。
要は、世界で通用する成果を出している人はうまーく分業をしているということなんですよね。
勉強や仕事の前に儀式を行う
世界で通用する成果を残している人は、決まった儀式を仕事の前にしているみたいです。
中野さんご自身は仕事に集中する前は、必ずコーヒーもしくは紅茶をいれるようにしているみたいです。
脳科学的には、毎回決まったことを勉強や仕事の前にすることで、脳が「コレから勉強もしくは仕事の時間だから、集中しよう」と考えるみたいです。
スポーツ選手もやっている
コレってスポーツ選手もみんなけっこうやっていますよね。というか、スポーツ選手で顕著かなと思っています。
ラグビーの五郎丸選手とか、柔道の山本選手とか試合の重要な場面や試合前に集中するための儀式を行いますよね。
スポーツではアンカリングと呼ぶみたいですが。スポーツ選手はアンカリングをすることで、試合前の精神を整えているのだと僕は思います。
空気は読まない
世界で通用する人はあえて、空気を読まないそうです。日本人的には「えっ!?」って感じですね。
日本では周囲のことを気遣ってイヤなことや不得意なことも率先してやる必要がある場面が職場では必ずあります。
が、中野さんが知っている著名な研究者は空気を読まずに自分が不得意なことは一切しないそうです。自分が得意なことのみに集中するそうです。
アドラー心理学にも書いている
コレはアドラー心理学でも人生で大切にするべき考え方として紹介されています。
アドラー心理学では、周りのことは気にしないで、自分がやるべきことのみに集中するべきで、別に周囲の人に気を遣う必要はないと述べています。
「自分のタスクと他の人のタスクを明確に区別しましょう」とアドラーは言います。
世界で支持されている心理学も、世界で通用する人が意識していることを皆さんにオススメしているわけですね。
まとめ
今回は中野信子さんの、『世界で通用する人がいつもやっていること』という本の書評を書いてみました。
世界で通用する人材になりたいと燃えている学生さんや社会人のみんなはこの本を読んで書いてあることを実践すると、他の人より秀でた人材になることができる可能性大です。
僕もブログ執筆に集中するために、作業環境から整えて集中モードに入っています!
それではまたお会いしましょう!