みなさん、こんにちは。
かっしーです。
今回は短期離職を繰り返しまくることについて考えていきましょう。
今回の記事は、
- 転職回数の多い人は人生どうなるのだろう?
- 転職回数が多いと年収はどうなるのだろう?
- 転職回数の多い人は大手企業で最終的に勤務することができるのか?
- 転職回数が多いってそもそもいいことなのか?
という問題意識を持っている方に持ってこいですね!
では、さっそくいきましょう!
もくじ
参考になるニュース
今回は転職回数の多さに関してけっこう参考になる記事がネットにあったので、ひっぱってきます。
下記リンクの日経ビジネススタイルの記事になります。
詳細については次に見出しで解説しますがこの方は、
新卒で社会に出てから転職回数が10年で7回
という生き方をされている方です。
けっこうレアな生き方をしてますよね。
転職が流行ってきているとはいえ、まだまだ1つの会社に長く勤務する人が多い日本社会ではほとんど見かけないような人でしょう。
詳細に業務経験をみていきましょう。
インタビューされている人の業務経験
インタビューを受けている人の業務経験についてみていきましょう。
新卒入社した会社
まずこの方は新卒で、野村総合研究所に入社したみたいです。
NRIに新卒で入社できたとなると、新卒の就活では超勝ち組ということができますよね。
NRIは日本国内の上位のコンサル・シンクタンクですからなかなか入社することができないですよね。
大学生も入りたいと考えている人がめちゃくちゃたくさんいるはずですね。
新卒就活で競争に勝ち抜いて、NRIに就職ができたのは本当にすごいです。僕はリスペクトですね。
NRIをやめた理由
冒頭にて新卒で社会に出てから10年間で転職回数7回ということですから、NRIを早々に辞めているわけです。
が、なぜこのような優良企業を辞めてしまったのでしょうか?
仕事がハードすぎたのでしょうか?
この方がNRIをやめた理由は、あるプロジェクトにてクライアントの方から言われたことに考えさせられたからだそうです。
そのクライアントは、
- コンサルは現場のことを知らないくせに、正論だけを押し付けてくる
- なのにコンサル料は高額で、報酬に見合った仕事をしているのか?
と指摘したそうで、この方はその言葉にけっこう考えさせられたみたいですね。
第二新卒の転職は、、
ここでこの方は、「ビジネスの相談を受けてクライアントの課題を解決するのではなく、自分の手で事業を作りたい」と考えたわけですね。
ここで、入社3年目でリクルートに転職をしたみたいですね。
リクルートといえば、WEBで様々なメディア事業を運営している会社で、ここで勤務経験のある方はのちに経営者になっている人が多いイメージ。
僕が過去に勤務したベンチャーも社長が新卒でリクルートに入社した人でした。
しかし、新規事業をしたいと人事に言ったのに営業での入社を打診され、軽い気持ちで内定を承諾してしまったみたいですね。
そこで人材紹介系の営業をしたものの、やりたいことができない環境に配属されてミスマッチ。すぐに辞めたみたいですね。
3社目の転職は、、
日経ビジネススタイルの記事に、新卒の3年以内に2回の転職とあります。
その2社目の転職はどこだったかと言うと、ゲーム会社のドリコムというところだったみたいですね。
ゲーム系のベンチャー企業っぽい感じです。僕が見たところでは。
この会社ではこの方が希望していたような予算の策定や業務の見直しなどを行うことができ、前向きに働くことができていたものの不満があったみたいですね。
ベンチャーでの不満
ベンチャーでの不満は、精一杯働いて成果を出しても報われないというものです。
ベンチャー系は資金繰りがきつい上に、事業規模も小さいので結果出しても給料上がらない・出世できないでモチベーションが徐々に低下していったみたいですね。
僕も過去にベンチャー企業で勤務をした経験がありますが、やっぱ昇給と昇格はきついですね。
ベンチャーは昇格が早いので、昇給も早いみたいなイメージが強いですが、ベンチャー内でポストが埋まっていればそんなことはありません。
アホほど働いて会社にコミットしても、そもそも会社にお金が潤沢にないので給料上がりにくいです。
ということでこの方の転職エピソードはここで紹介が終わっています。
ここから僕の考察に入っていきたいと思いますね。
2年未満の転職は意味ないと思う
これはあくまで僕の考えですが、2年未満の転職は繰り返してもあまり意味がないのでやらない方がいいと思います。
というのも、
- 2年未満転職はぶっちゃけスキルが身につかない
- 2年未満転職では、目立った成果を残さずに辞めている可能性大
- 雇ってもらった会社に迷惑
だからですね。
深掘りしていきますね。
2年未満転職はぶっちゃけスキルが身につかない
見出しの通りですね。
2年未満では正直スキルの身につき具合が、中途半端になっている可能性が高いです。
一般的に1つの仕事でスキルが身について、仕事ができるようになるのは3年から4年間勤務してからと言われています。
2年という勤務年数では、何かが身についていたとしても、中途半端でしょう。
仮に「けっこうハードワークな会社で、毎日夜遅くまで勤務していました」というケースでしたら、スキル・業界知識は身についているかもしれませんが。
なので嫌な会社でも鬱にならない程度なら、3~4年はいるべきかなと思います。
2年未満転職では、目立った成果を残さずに辞めている可能性大
これも見出しの通りでして、目立った成果を残さずに辞めている可能性が大きいと思います。
2年未満という期間の短さですと、まだ責任のある大きな仕事を任されていない可能性がかなり高いですよね。
というのも、上司の側からすると2年経つと「やっと仕事ができるようになってきたな」というレベルでしょう。
もちろん個人差はあるでしょうが。
2年経ったらやっと多少は大きな仕事を任せてもらえると思うのですが、、
2年未満で会社を辞めてしまう場合は、そもそも上司と信頼関係を築けていない可能性が高く、大きな仕事をしていない可能性も高いですね。
結論としては、
大きな仕事を任されない → 他の会社でも評価されるような人材になっていない → 誰でもできるような仕事しかしていない可能性が高い
ということになります。
雇ってもらった会社に迷惑
雇ってもらった会社に迷惑というのは、ちょっとわかりにくいかもしれません。
「会社辞めるとか俺の自由だろ!」という主張も理解できます。
ブラック企業なら別にすぐに辞めても仕方ないのですが、そうでないちゃんとした会社をすぐに辞めてしまうのは失礼かなと思います。
会社が人を雇った場合は、新しく入ってくる人のために色々と準備をしているんですよね。
- 資材がパソコン買ったり
- 人事が社員名簿に登録したり
- 配属部署の人が受け入れスケジュールを調整したり
- 経理が組織表の更新をすることもあるでしょう
このようにブログを書きながら簡単に想像するだけでも、人が会社に入るとなるとけっこう会社の中で仕事が発生することが分かります。
入社前にこんなに準備をしたにも関わらず、すぐに辞められるとなると会社側からしたら「なにをしにきたんだコイツは」となりますよね。
なので短期離職は迷惑なので、繰り返すのはよくないです。
人脈はできるか
短期離職で人脈はできるかということについても考えましょう。
短期離職では人脈は多少できるかもしれませんが、自分の会社が大好きな人とは仲良くできないでしょうね。
自分の会社が大好きな人というのは、自分の会社を辞めていく人間をあたかも敵のように考えます。
自分の会社が大好きではない、中立的な立場の人とは会社を辞めた後も仲良くすることができるでしょう。
まあでも短期離職では仲良くなる前に、辞めてしまう可能性が高いので人脈といえるものができるとは考えにくいですね。
なので短期離職では良質な人脈を作るのは難しいでしょうね。
短期離職で年収はどうなる
短期離職については、ちょっとかなり批判的なことを書いてきましたが、もうちょっと書きます、、
短期離職の場合は年収が下がる可能性は高いですね。
というのも、短期離職をしている人間の履歴書を会社の採用側が見ると、「コイツは職を転々としているので、高い給料を払うのはやめよう」と考えることでしょう。
これは採用する会社からすると当たり前の思考回路ですよね。
もし採用してもまたすぐに辞めるのだろうと疑いをもたれるので、多分給料がその会社の最低ラインになる可能性が高いですね。
すぐに会社を辞める可能性が高い人間に、高い給料を払うのは非合理的という思想ですね。
給料が高くなる場合
給料が高くなるケースについて考えてみましょう。
短期離職でも給料が高くなるケースももちろんあるでしょう。
それは業界内で広く名前が知られていて、大きな実績を残している人ですね。
例えば、転職界隈では有名なUtsuさんとかはそうですよね。
UtsuさんはITコンサルやIT営業で物凄い結果を残した方なので、業界の中でもひっぱりダコだったのではないかと思います。
しかし、上記のような方はサラリーマンの世界にはほとんどいません。まれですよね。
ほとんどのサラリーマンは普段からPCで作業をしているという目だった実績のない人が多いと思います。これはディスりではなく事実で、僕もぶっちゃけそんな感じです。
短期離職をすると大手企業に戻ることはできるか
短期離職を繰り返していると、大手企業への転職はほぼ不可能でしょうね。
よほど運が良くないと、まず大手への復帰は無理でしょう。社内で大量に退職者が出たとかのような事象が生じない限り。
大手企業の人事は採用した人にすぐに辞められると、大問題ですから、会社を転々としているような人はまず採用されないでしょうね。
1つの会社で長続きする人とは見てもらえないのですよね。
転職をする際の注意点
さて、ここで転職をする際の注意点について考えてみましょう。
冒頭のニュース記事の中では、
「転職をするときは自分のスキル・自分の強みを把握して、転職をしようとしている会社でどのような貢献をすることができるかを考える必要がある」
とニュースのインタビューイーは言っていますね。
これはまさにその通りなんですよね。
筆者のいう通り、自分が会社に対してスキル的にどのような貢献ができて、どのような成果を残すことができそうかをよくよく考えた上で転職活動をするべきです。
そして、こういったことは主観ではどうしても正確に把握することが難しいので、転職をしたいと考えている業界で働く友人や転職エージェントに相談をしてみましょう。
自分から一番遠いのは実は自分だったりします。
転職の時は一人でせずに、友人や転職エージェントに相談はしましょうね!
まとめ
いろいろと書いちゃいましたね。
今回の記事をまとめると、
- 過度な短期離職はスキルが身につかない可能性高い
- 過度な短期離職は人からの信頼を失い、年収が下がり続ける可能性
- 短期離職でも高水準に保てる人はそうはいないだろう
- 短期離職では人脈はできにくいだろう
- 短期離職を繰り返していると、大手への転職は難しい
- 転職活動は友人・エージェントと協力しあってやろう
ということになります。
ずいぶん短期離職をディスる感じになりましたが、経験している人には分かってもらえると思いますが、短期離職はほとんどの場合ロクなことがありません。
ですから、メンタルを追い込まれるなどのようなことがない限り、辞めておきましょうね。
ということで今回の記事はここまでにしておきたいと思います。
またお会いしましょう。
バイバイ!